急速な少子高齢化や相対的な経済力の低下など、日本を取り巻く環境は大きく変化しています。こうした変化に柔軟に対応し、持続的な成長を遂げるためには、女性をはじめとする多様な人材が活躍できる職場づくりが不可欠です。
一方で、業務の合理化やAIの導入が進み、職場環境も大きく変化しています。個々人が主体的にキャリアを描き、必要に応じてスキルを見直す(リスキリング等)ことが求められる時代となりました。こうした状況において、昇進や登用とは一線を画し業務に従事してきた一般職の女性をいかに活躍させるかは、企業のダイバーシティ推進にとってだけでなく、本人のライフキャリアを考える上でも重要な課題です。
当協会では、この度、新たに「女性のモチベーション・スキルアップセミナー」をご提案します。
一般職の現状と課題
- IT化やRPA(ロボティックプロセスオートメーション)の導入により、定型業務の効率化が進み、一般職向けコースの必要性は減少傾向にあります。
- 経営戦略として一般職を廃止し、総合職へ統合する企業も増加していますが、統合の過程では職務のミスマッチやスキル・能力の不足といった課題が生じることもあります。
- キャリアパスへの不安を払拭するためには、対象となる女性社員への丁寧な説明と継続的な支援が不可欠です。
一方、一般職制度を維持している企業では以下のような課題も見られます:
- 習得したスキルや経験が昇進・処遇に十分に反映されにくく、意欲の維持が困難。
- 継続就業年数の伸長に伴い、ミドル・シニア世代となった女性にはキャリアの停滞感やモチベーション低下といった世代特有の課題が重なる傾向。
- 女性活躍推進の取り組みに対して「自分には関係がない」と感じ、消極的な姿勢になりがち。
こうした状況に対応するためには、キャリアの再構築支援、役割・期待の明確化、成長機会の提供など、個々の状況に応じた支援が求められます。
研修の目的
本研修は、一般職女性が組織から求められる人材であり続けるためのキャリア支援を目的としています。参加者が健全な危機意識を持ち、会社からの期待と自分の望む働き方を具体的にすり合わせるヒントを得ることで、以下の効果を目指します:
- モチベーションの向上
- キャリア形成への主体的な取り組み
- 組織との期待の整合性の確保
研修を通じて、一般職女性が自らの可能性を再認識し、今後も活躍し続けるための意識改革と行動変容を促します。
セミナー概要はこちら
女性のモチベーション・スキルアップセミナー | 一般財団法人 女性労働協会
モデルセミナーのご案内
本セミナーのご提供にあたり、セミナーの内容の一部をご紹介するモデルセミナーをオンデマンド動画配信方式で令和7年12月1日(月)より配信いたします。
企業の経営者・管理職、人事担当者の方等、ぜひ皆さまのご参加をお待ちしています。
講師:柳生 幸枝
鎌倉マネジメントアーツ株式会社 代表取締役
配信方法:オンデマンド形式による動画配信
当協会サイト(Youtube)より限定公開いたします。申込者に対して、視聴専用のアクセスURLを発行、メール等にてご案内いたします。
内容・時間:
①「女性のモチベーション・スキルアップセミナー」(エッセンス)(25分程度)
②セミナープログラムのご案内(5分程度)
配信期間:令和7年12月1日(月)~12月19日(金)
対象:企業の経営者・管理職、人事担当者等
参加費:無 料
どうぞお気軽にお申込ください
